北京出張の備忘録
2019年以来5年ぶりの北京出張.手続きや現地の様子など以前と大きく変わっていたこともあったので,その備忘録です.
ビザ
中国に渡航するには,ビザを申請する必要があります.大阪の場合,心斎橋の少し北にある中国ビザ申請センターに,申請時と受取時の2回行くことになります. 待ち時間もそれなりで,平日の朝一で行って,一時間待ちくらい.
- 大阪で申請する場合,ウェブサイトで大阪を選択して,申請書を作成しないといけないようです(これは本当かどうかよく分かりませんが,東京か名古屋を選択していて作り直しをさせられていた人がいました)
- 証明写真は,「耳を出す」とか気をつけることはあるけれど,撮影自体は証明写真機で十分そうです(ビザセンター内にKi-Re-iが設置されていました)
ネット環境
ホテル
- ホテルのWiFiに接続するには,SMSで送られてくるverification codeが必要でした(5年前の別のホテルも同じでした).ホテルのフロントの人や中国人の知り合いに助けてもらう必要があります.
- 当然,Google等は使えません.今回気になっていたのはGitHub.GitHub Pagesは問題ないけれど,GitHub自体は繋がったり繋がらなくなったり不安定でした.
スマホ
- 2, 3日の滞在なら,海外ローミングが楽かもしれないけれど,今回は約一週間の滞在だったので,Trip.com経由でeSimを購入.
- Google等は規制されておらず,ストレスフリーで快適(香港の物理Simでも同様らしい).テザリングもできるので,VPNを準備していなくても,PCでなんとか仕事はできます(通信料には注意).
アリペイとWeChat
アリペイ
- 日本のクレジットカードとパスポート情報を紐づけると,アリペイでいろいろな決済ができるようになります.
- 地下鉄やバスも,アリペイでQRコードを表示して乗ることができます(今回試さなかったけれど,クレジットカードのタッチ決済でも乗車可能らしい).
- WeChatペイもたぶん同じように使えそう(アリペイで十分だったので,今回はWeChatペイは使わなかったです)
- WeChatの絵文字はなかなかかわいい.
- WeChatのミニプログラムから,いろいろな観光地の予約ができます.ただし,以下の点に注意が必要.
- 結局,中国の電話番号がないと予約できないものがほとんど.外国人でも予約できそうな雰囲気をだしており,パスポート情報まで入力した後で,中国の電話番号を要求するものが多くてイラッとしました(→とはいえ,現地で簡単にチケット購入できるので,あまり気にしなくてよさそうです).
- 天安門広場は,パスポート情報を入力すればミニプログラムから予約可能.(セキュリティは厳しく,時間帯によってはかなり待たされる点は要注意)
- 故宮博物院(紫禁城)は日本語の予約サイトからも予約可能.(争奪戦なので,予約開始時刻に待機しておくのが安全です)
タクシー
相変わらず,タクシーは安いです.DiDiで呼びます.もちろん,地下鉄やバスの方が安いけれど,駅の間隔も結構離れているし,タクシーは大活躍.
自転車
アリペイやWeChatペイに登録しておけば,シェア自転車を使えるらしいです(街中いたるところにあります).今回は使わなかったけれど,今度行くことがあれば試してみたい.
現金?クレジットカード?電子マネー?
上述の通り,高額な買い物でなければ電子マネーが主流のようです.ただし,(おそらく観光地や観光客が来そうな店などでは)現金も使えるし,一度だけアリペイの決済が弾かれてしまったことがあったので,ある程度の現金は所持しておくと安全そう.一方で,小額な支払いでクレジットカードを出そうとしたら「えっ,まじかよ…」って表情をされたので(空港に到着後,バスのチケットを買うときの話),ホテルの支払いなどを除けば,クレジットカードの出番はあまりなさそうな気がします.
翻訳アプリ
今回はアリペイの翻訳アプリが大活躍.現地の人も(いろいろな)翻訳アプリを「中国語→英語」で使っていて,精度はなかなか良さそうでした.
食事
うまい.ただし,食べ過ぎ飲み過ぎには注意.ビールは常温で出てくると困るので,冷たいビールが飲みたいならば,注文時に念押しする必要があります.「冰(ビン)」といえば伝わることが多かったです.ただ,一回,QRコードオーダーで注文したとき,うっかり常温のビールを飲む羽目になってしまいました…